ソシエダ対マドリー 雑感
ウーデゴールをトップ下に置いた4-2-3-1のシステムは2ボランチが上手く前に行くことが出来てなかったから上手くいってなかった決定的な攻撃を出来てなかった印象。
もちろん、カゼミロがいなくて守備が不安だから上がれないっていうのもあったと思うけど、やっぱりライン間に人がいなくてパスコースがなくて詰まるっていうのも大きいかな。
例えばバイエルンとかは2ボランチの一角であるゴレツカが上がってライン間に入り込んでたしニャブリたちもサイドから中央に入ってきてたし。しかもミュラーもいるしね。
そしてそういう選手たちのポジションチェンジが凄く滑らかだったから、守備側はバイエルンの選手を捕まえることが出来なくなって。こういう風になってたからバイエルンは上手く楔を通して前進することができてたよね。
ただ現状、こういう動きが出来そうなボランチってバルベルデくらいしかいないけど、バルベルデが果たしてそういう動きが出来るのかっていうのは試してない以上未知数だからなんとも言えないのが事実。
まあジダンはあくまで4-2-3-1はオプションとして考えてるだろうから無理して4-2-3-1で頑張る必要はないよね。ただ、ウーデゴールも活かそうとして4-2-3-1を使ったのはあると思うからこれからジダンがどういう風にしてウーデゴールを組み込もうとしていくのかは楽しみ。
この試合のソシエダはマドリーにボールを持たれてる時間が多かったけど、本当に90分間良い守備を見せてた。
そして昨シーズンバルサが対戦したソシエダと今節のソシエダは本当に別チームみたいな戦い方だったね。ソシエダ対バルサの時は単にソシエダが普段通りボールを持ってプレーしてただけなのかと思ってたけど、今考えればバルサがボール非保持時に極端に弱いのをちゃんと分析した上であんなにボールを持とうとしてたんだなって思う。倉敷さんたちもお話しされてたけどソシエダって相手チームの分析めっちゃ頑張ってるなっていうのを感じた試合でもあった。
開幕2試合両方引き分けてるけど、ソシエダは今シーズンもやっぱり楽しみなチーム。EL、コパ決勝もあるだろうし頑張ってほしい。