名もなきブログ

バルサを中心に書いていきたいと思います

バルサ復権にむけて誰を補強すべきか

どうも!名もなきクレです! 

バイエルン戦での敗退以降クレの間で誰を放出すべきかといった話をよくツイッターで見かけたり、メッシ退団、アヤックススアレスといった報道が出始めております。現状の戦力のまま復権を目指すのが難しいということは何度も痛感させられておりますから人員整理が必要なのは間違いないですが、でも実際誰を獲得して、誰を放出するかということを考えるのは難しい話。

 

 

特にコウチーニョデンベレに関しては放出すると決めたとしても買い手が見つからないでしょうからね。買い手ということでニューカッスルには期待しておりましたが、残念なことに新オーナーになる予定だった人が購入を断念したという報道が出ましたし… 

 

 

そのような観点も含めて誰を獲得、放出するべきか軽く持論を書かせていただきたいと思います。ただ、〇〇を放出すべき!と声を大にして言うべきことではないと思うので、放出選手に対してはあまり言及しないでいこうと思います。

 

 

 

■具体的な選手名を上げる前に

 

とまあ、すぐ、〇〇を獲得するべき!という話をしても良いのですが、それを考える以前にフロントがやるべきことがあると思っています。

 

どのようなプレースタイル、目標を持つかというのかというようなことをフロント、クラブ、サポータが同意しそれを実現するために必要なアプローチを行える環境にすること。

 

これがまず、総崩れしそうになっているバルサのフロントがやるべきことなのではないでしょうか。

 

 

フロントと現場が協力しあう必要性についてはバイエルン戦のマッチレビューでも触れさせていただきました。

 

 

そもそもサッカーに勝つためには何が大事になるのでしょうか? サッカーは1人の選手が個人で何人もドリブル突破して大量得点を狙えませんし、ゴールキーパー1人で全てのシュートを防げるわけではありません。

 

このように1人で出来ることには限界があるので、各チームはいろんな選手でパスを回すことでゴールを生み出し、11人で守備を頑張ることでゴールを全力で防いでいるわけです。

この例は極端な話ですが、要するに互いに協力することで弱みを消しあい大きな連携を作り出すことがサッカーでは重要になると思うのです。

 

少し大雑把すぎる感はありますが、バルサバイエルンの違いはここにあるのではないでしょうか。

例えば、バルサフロントと現場の考えが一致していない(協力できない)が故にフロントが大金をはたいていなぜ獲得しようとしたのか不明な選手を獲得して監督は上手くチームに組み込めず苦労する、そのためにバルサの負の要素をなくすことができる選手の獲得、正の要素よりも負の要素の部分が目立ってきてしまっている選手の放出がうまくいっていないなど… 

 

このような数年間に渡る積み重ねが出たのがバイエルン戦。

shinseijohn.hatenablog.com

 

 

・哲学とは?

 

どのようなプレースタイルを持つかという話ならばバルサは間違いなく「哲学」を追求する道を選ぶでしょうし、今すぐフロントと現場が連携して「哲学」追求の努力を行うべきです。

 

 

ただこの考え方ってすごく曖昧なんですよね。例えば同じ「哲学」を追求するという考え方でもカンテラ出身者をどれくらいトップチームに混ぜるかとか、4-3-3を使い続けるのか、とか一旦外に出たカンテラーノは再び獲得して良いのかとか… 

 

 

要するに人によって結構捉え方が違うと思うのです。そもそも、『「哲学」ってナニ?』って聞かれたら人によって答えがだいぶ違うでしょうし、まずちゃんと答えられるかと言われたら自信を持って Yesと僕は言えない…

 

 

ですから、まずここのあたりの価値観をフロント間で共有、そして「フロントの考え」として一つにまとめる必要があるのではないでしょうか。そしてその方針に基づいて監督を選ぶべきだと思いますが、果たして現フロントにそれができてるのか… 

 

なので新監督としてクーマンが就任することが濃厚らしいですが、クーマンが監督としてバルサで活躍できるのかというところには懐疑的に思ってしまいます。とは言え、僕はクーマンバルサに対して抱く楽しみの気持ちの方が大きいです。

 

ただ、今までの行動を考えると某会長が「バルサのレジェンドを就任させてクレからの批判から逃げよう」くらいの気持ちで選んでいるようにしか思えないのも事実… 

 

 

余談ですが、去年ゼルビアが2025年までにACL優勝を目指すといった目標を掲げておりましたが、目標がないよりは全然良いと思うんですよね。もしかしたら幹部だけで勝手に決めた目標なのかもしれませんが。

 

 

■現状戦力をチェック

 

ここまでクラブとして具体的な方針を定める必要があると書いてきましてたが、クーマンが就任濃厚、そしてそのクーマン4-2-3-1を使うことが濃厚ということで4-2-3-1のフォーメーションを基準にして考えていきたいと思います。

 

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現状戦力

改めて確認してみると選手の数自体は多いんですよね。アルトゥールが抜けた分ピャニッチバルサに来たので数は変わらないはずなのに中盤は大変なことになっています。

 

あと、リキとかネトの名前を書いてないのはスペースの問題上厳しかったのでそこはご容赦下さい。

 

 

・ 補強ポイント

 

具体的に選手の名前を挙げても良いのですが、どうしても書くことが多くなって読みにくい文章になる気がするので、どういうプレースタイルの選手を取るかというところにフォーカスをあてていきたいと思います。

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赤い枠内のところが補強ポイント
 

 

スアレスのポジション

 

ここは前々から言われているところではありますよね。

以前、スアレスをなぜ交代させられないのかについて言及させていただいた記事があるのでその記事から引用させていただきます。

 

とても言い方が悪いですが、やはり守備をそこまでしないメッシ、スアレスがスタメン固定なのがピッチ内での諸悪の根源であると言わざるを得ません。これに関しては全世界のクレが認識してると思います。

 

でもなぜスタメン固定しなければならない状態になっているのか。

スアレスですら「自分の代わりとなる選手が必要」と話しているのにも関わらず。

 

 

メッシ、スアレスを交代させたら文句を言われるというのもありますが、それ以上に監督の中にメッシ、スアレスを変えれない理由があります。それはメッシ、スアレスの控えとなれる選手がバルサに存在しないこと。

 

要するに「9番の選択肢がスアレスしかいないからスアレスしか使えないよね、だからスアレスとポジション争いをできる9番を取ればスアレスを外すことができる」という話です。

 

個人的にはシティみたいにアグエロ、ジェズスの2枚体制が理想だなと思ってて。アグエロ、ジェズスほど上手い選手じゃないにしても、バルサが9番を取る必要があるのは間違いないと思います。

なんならアルトゥールとのトレードの時にイグアインを連れてきてもらった方が良かったのではないかとすら思っています。

 

 

では新たな9番を獲得したとしたらスアレスはどうなるのか?多分放出という方が多いと思いますが、僕はスアレスを残しておくべきだと思います。

 

なぜなら新たな9番を獲得した後にスアレスを放出したら、また今のように9番の選択肢が一つしかなくなってしまうから。9番を2枚取ってきたとかなら放出しても良いと思いますが、さすがに2枚取れることはないでしょうからね。

 

僕の中でのスアレスに対しての思いは大体この記事に書いたので興味がある方はぜひ! 

shinseijohn.hatenablog.com

 

さっきの内容に補足するとすればスアレスが調子悪い時とかにちゃんとベンチにいる9番の選手と交代させることができる監督に限って、という意味でスアレスは残して良いのかなと思います。

 

そもそも来季バルサに残っているのかすら不透明ではありますが、彼らのようなベテラン選手の扱いはバルベルデやセティエンよりもクーマンの方が上手そうですし、そういう意味合いではクーマンに期待しております。

 

 

 

そして個人的にもう一つ条件を挙げるならWGのような、9番以外のポジションなどでもプレーできる選手に来て欲しいところではあります。

 

やはりクーマンが4-2-3-1を使う確証はありませんし、もしかしたら就任最初の試合からメッシ0トップを試してくるかもしれません。そうなるとスアレスのような9番タイプの選手の居場所がなくなってしまいますからね。

 
 

 

右SHのポジション

 

トリンカオやデンベレもこのポジションでのプレーは可能であると思いますが、トリンカオは実力が未知数である、デンベレラフィーニャ怪我がち… 

なのでとりあえずここのポジションのファーストチョイスはビダルでしょう。

 

そしておそらく右サイドではセティエンが監督であった時同様メッシ、ビダル、セメド(ロベルト)で三角形を作ってくると思います。

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右サイドでの三角形

 

このコンビなら縦の突破などは出来るのですが、中に切れ込んでいくタイプの選手がいなかったんですよね。なのでセメドとかの縦突破を防げれば怖くない三角形ではありました。今思えば、ビッククラブほどこの三角形を封じ込められることが多かった気がします

 

 

なのでカットインして中に切り込んでいけるタイプのWGを欲しいところ。このタイプのWGとしてペレスでぴったりだったと思うんですがね… 

理想を言うなら僕はマフレズですが、現実的には厳しそうです。

 

 

・金欠のバルサ

 

ここまで2つほど補強ポイントを書いてきましたが、何にしろお金がない! チームを改革しようという雰囲気なのに補強できないなんて、どうしても出来ることが限られてきますよね。

 

当たり前っちゃ当たり前なことですが、今こそレンタル移籍という仕組みを有効的に使うべきです。

 

 

ドイツの某クラブはコウチーニョとペリッシッチをレンタルしててその前はハメス・ロドリゲスがいて… たまにケチ臭く感じてしまうこともありますが、やはりお金の使い方が上手なんですよね。もしかしたら僕はお金の使い方が上手なところに嫉妬しているのかもしれません。

 

 ただKPBのように訳のわからないレンタルをするのはやめてほしいところです…

 

 

 

 

 

どうだったでしょうか? この手の話題に関しては書き始めたらいくらでも書けそうなテーマですが、とりあえず補強ポイント2つに絞って書いてみました。

 

そしてこの記事を書いている間にクーマン就任の公式発表も来てしまいました。正直クーマンがどういう監督であるのかわかりませんが、わざわざオランダサッカー協会お金を払ってまでして招聘したのはどうなのかなとは思います。

 

とはいえ、バルサのレジェンド率いるクーマンバルサが現状のバルサの問題に対してどのように対応していこうとするかについてはすごく興味があるので楽しみです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!